整理収納アドバイザーがクライアントに寄り添うとは?

皆さんこんにちは。

あまねです。

ご縁あっていまこのページをご覧の皆さま、

本日もお読みくださり。

本当にありがとうございます。

本日は円さんの出勤日で整理収納大作戦を一緒に実行しました。

こちらは円さんのブログです。

これを読んでいると改めて自分が最初のクライアントになっているのだということを痛感してしまいます。

これからいろんなクライアントさんに出会っていくことになるんだろうけど、「どんなクライアントさんに直面しても最初の1回のことを思い出せばなんとかうまく乗り切れることができる」って円さんが自信をもってもらえるような第1号のクライアントさんになろうと思っています。

じゃあ、どんなクライアントであれば円さんが自信を持ってもらえるのかなと考えるとやっぱり「円さんが整理収納のアドバイスをしてくれたことで僕の人生がガラッと大きく変わりました。本当にありがとう涙涙涙…」って最後に号泣できるようなクライアントさんなのかなと勝手に思ったりしています。

会社でいつも金額設定の話をするときも、「何時間作業したから自分の時給✕時間を請求するのではなく、この作業を通じてその人の今後の人生にどれくらいの価値を生み出したかで設定すればいいんでは」という話をしています。

先日自分の机の上をすっきりさせたとき、「ああ、これは何か自分の人生にビックウェーブが来るのかも」という直感的な衝撃が走りました。この先に待っている状況が実現すればこの価値は数十万にいや数百万に値するかもと大げさではなく真剣に感じました。

このときのやつです

でも、やっぱり不要な書類の1枚でもおいてしまうとその衝撃がどこかに行ってしまったかのように静まり返ってしまうのです。そして自分も今までの慣れた惰性の自分に戻っていってしまう。

どうしても段取りや考え方のルールから入りたい僕は「この部屋には毎日使う〜死ぬまでに1回使うかも知れないの振り幅」のどの程度の必要性があるものを置けばいいんだろうという質問をしました。

すると「週に2回くらい」との返事。マジか!ああ何かいっぱい捨てなきゃいけないモードになりました。でも僕は捨てるのとても苦手なんです。

今日は一緒に作業する時間があまり取れそうになかったので、もっと自分の心境を聞いてもらう方がいいのかなと思って「捨てられない自分についてああ馬鹿だなあって思うような話もあるかもあるかもしれないけれど聞いてほしい」と話しました。

一応会社では僕の方が役職は上ですが、この整理収納に関しては先生とクライアントです。

ずーっと自分が抱えていて捨てられないものについて、「これはなぜ捨てられないのか」ということのいいわけというか説明を僕はし始めました。

僕は今回断腸の思いでも思い切ってものを捨てなければならないと意気込んでいるのですが、でも本音の部分で「でもひょっとしてこれを価値があるものとして大事にしてくれたり利用してくれる人がいるかも知れない」という思いもあるということを正直に伝えました。

すると先生から帰ってきた言葉は、「天根さんがこれは売れるかもしれないと思っているのなら、捨てる前に売るという体験を自分でしてみて、そこで実際に売れたか、あるいは売れなかったのかその思いを確認したらいいんじゃないですか?」という言葉でした。

整理収納アドバイザーはジャッジメントしないというのはなんとなく知識として知っていました。例えばアドバイザーにとってゴミのようしか見えないものでも本人にとってはかけがえのない大切なものであったりするから一つ一ついるのかいらないのかを一緒に確認していかないといけないというような話です。それをアドバイザーがクライアントの気持ちに寄り添うということだと思っていました。

でも、先程の円さんの「売れるかも知れないと思うならやってみたらいいんじゃないですか?」これもクライアントの気持ちに寄り添っていることなんだなということに気づいてハッとしました。本人には恥ずかしくて言えませんが、その言葉を聞いた時、すごく優しさに包まれた感じがして「捨てなきゃいけない」と気負っていた気持ちをとても和らげることができました。もっと自分の声に素直になってそれとひとつひとつ向き合っていけばいいんだなと思うことが出来ました。

もともと円さんは人の話を聞いたりその気持ちを整理してあげるのが得意な人なのですが、この一件でますます僕の中の評価があがって、なんとしてもこの良さというのを他の人に分かるように伝えていきたいと思っています。(このブログもその一つですが)

整理収納はただ専門知識を駆使してきれいなもの使いの状況をお手伝するだけではないのだなと思いました。これが整理収納一般なのか円さんがする整理収納はなのかは、どっちかといえば僕は後者なんじゃないかなと思っています。

それとびっくりしたのは、今日とりあえず手を付けたものに関しては、取り上げた場所にただ戻すのではなく、なにかしらの次のステージに(捨てるとか区分するとか)に向かわせたということです。

これは本当にあっぱれだなと思いました。自分だと「また今度」と思って戻すだけなんで。

整理収納アドバイザーさんは自分との対話のお手伝いをしてくれている部分もあるのですが、奥深い気持ちに到達させれるかどうかはそのアドバイザーさんの資質に大きく左右されるのではないかと思いました。

整理収納アドバイザーの良さや円さんの良さをこの作業を通じてもっともっと発見していきたいと思っています。

この写真は左の空白に注目です。ここには何もラベリングされていない箱などが置いてありました。それを取り出して中身を確認しそれぞれ所定の場所へ。

空間が出来ただけでものすごくスッキリしました。

ものに囲まれているとなにかしら消耗しているのかも知れないねという話を今日は最後にしました。

ああ、本当にこの先が楽しみで仕方ありません。